プログラミング C()3 2017 10 28

「プログラミング C()2 2017 10 21」の続き

「プログラミングの鬼門」
 プログラミングで、つまずくのは、
代表的なものでは、「変数」と「関数」でしょうか。
 それから、意外なのは、
コンピューターの仕組みをよく知らないことによって、
つまずくという話を聞いたことがあります。
 確かに、プログラミングをする上で、
コンピューターの仕組みを知っていないと、
意外にも壁に当たってしまうことがあるかもしれません。

「コンピューターの仕組み」
 コンピューターの中心をCPU(中央演算装置)と見なせば、
CPUを中心として、コンピューターを眺めることができます。
 CPUは、マザーボードという基盤に装着されています。
ここから、CPUの手足が、メモリという一時記憶装置に伸びています。
また、ハードディスクというデータの保存・記憶装置にも伸びています。
 さらに、マザーボードを経由して、
ディスプレイやプリンターにもつながっています。
 このような装置がなければ、
コンピューター(CPU)は、演算結果を外部に表現することはできません。
 人間が、コンピューターの演算結果を知るには、
少なくとも、ディスプレイが必要となります。
 そうなると、プログラミングにおいては、
演算結果をディスプレイに出力するという命令を必ず書いておく必要があります。
 また、データをキーボードから入力するならば、
これも、プログラミングにおいて、
データをキーボードから入力する(受け取る)という命令を事前に書いておく必要があります。

「変数とは」
 これは、ネーミングが悪いと思います。
変数とは、「筆箱」だと思えばよいのです。
 たとえば、机の上に、
鉛筆が10本あったとします。
 そのままでは、鉛筆が、あちこちに散らばってしまい、
収拾がつかないことになります。
 そこで、机の上の鉛筆を筆箱にしまえば、
鉛筆が散らばらない上に、管理もしやすいでしょう。
 コンピューターにとって、
メモリとは、机の上の作業空間のようなものです。
変数とは、データを入れておく箱のようなものです。
 「変数の宣言」というと難しく感じますが、
要するに、データを入れておく箱を作ると宣言するようなものです。

「関数とは」
 関数というと、数学では、
「y = f(x)」というようなものを連想するでしょうか。
 数学の関数は、退屈なものですが、
プログラミングの関数とは、便利なものです。
 つまり、プログラミングの関数とは、「自動販売機」のようなものです。
自動販売機にコインを入れると、缶コーヒーや缶ジュースが出てきますが、
多くの人は、自動販売機の中が、どういう仕組みになっているか知らないでしょうが、
便利に使っているでしょう。
 プログラミングにおける関数とは、
プログラミングの作業を減らし、
楽をするためにあるのです。
 データを関数に入れると、
自動的にデータを加工してくれて、
加工後のデータを返してくれます。

それでは、続きは次号で。







































































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